【心が動けば身体も動く、3つの仕掛け】 銀木犀 に行ってきた

【心が動けば身体も動く、3つの仕掛け】 銀木犀 に行ってきた。
こんにちは!!

最近、どんなお婆ちゃんになりたいか真面目に考えている、R65不動産サポートメンバーのあーちゃんこと塚本有里紗です。



そんな私は、8日に銀木犀というサービス付き高齢者向け住宅にお邪魔してきました。今回のブログでは、『心が動けば身体も動く、3つの仕掛け』と称し、学んで驚いたことを紹介したいと思います。

暫しお付き合いくださいね〜





■空間を大事にする、ということ
銀木犀_外観1-1 銀木犀_外観2-1

↑見てくださいこの外観!!これがサービス付き高齢者住宅だと思いますか?

来て早々、オシャレな外観にびっくりしました。



さらに!!!

銀木犀_リビング 銀木犀_キッチン

外観だけではなく、室内も素敵な空間で入居者の憩いの場となっていました。壁一面の本棚には、子どもから大人まで楽しめる本がたくさん並んでいました。

銀木犀_共有部分1-1 銀木犀_内観2

壁も丸みを帯びた曲線で切り取られており、柔らかな印象を受けますね!エレベーターも可愛らしく、お花柄♪ここがサービス付き高齢者住宅であることを忘れてしまいそうです。

銀木犀 _コンセント1 銀木犀_コンセント2-1

「あら〜、コンセントプレートも小さな扉で隠されているなんて素敵!!」と思い、開けてみたら・・・



ネコとネズミが出てきました(笑)

これには本当にびっくりしましたよ!



銀木犀の下河原さんは、「一見すると無くてもいいものに見えるが、ある意味大切なものなのです。」と語っていました。



このような仕組みがあることで、サービス付き高齢者住宅と思わせない工夫があるわけなのですね〜





■管理しない、ということ
下河原忠道さん_下河原忠道さん 銀木犀_下河原忠道さん-1

銀木犀の下河原 忠道さん



次に、銀木犀の下河原さんの話をお聞きし、驚いたことがありました。



それは・・・

『管理は依存を生む!?今の高齢者施設は無気力化を助長する仕組みであった』

ということです。

この言葉は衝撃的でした。高齢者の方にとって良かれと思ってやってきたことが、その方の「自立する力」の妨げとなっていたのです。





一般的に介護ヘルパーが行う業務は、時間ごとに細かく決められており、決められたメニュー(ケアプラン)を毎日こなしています。

細かな「管理」は、高齢者の「出来ること・可能性」を奪い、社会との関係性を絶つことに繋がっていたのです。

この話から、介護に対する考え方が変わりました。介護と聞けば、暗いイメージを想像しやすいのですが、銀木犀のような取り組みが介護業界に浸透すれば、高齢者の可能性が開きさらに高齢者が活躍する場が増えそうですね。





■ともに生きる、ということ
銀木犀_駄菓子屋-1

入居者の方が運営する、駄菓子屋さん



下河原さんは「高齢者向け住宅」ではなく、「普通の賃貸物件」であると語っていました。

また、賃貸物件ですが高齢者だけしかいないというのもおかしいことから、「多世代居住」を目指してさまざまな取り組みも行っています。



例えば、写真にある駄菓子屋さんは、放課後の2時間だけ営業されているにもかかわらず、子どもたちが多い時で50人くらい出入りしている、大人気のお店になっているそうです。

高齢者の方の中に、子どもとコミュニケーションを取ることが生きがいになっている人がいて、どんな時代にも人と人との繋がりが大切であることを学びました。

また、認知症といわれているお爺ちゃんが、「居酒屋を作りたい」という一言で実際に作ってしまったという話も伺いました。地域の方や、入居者の方々で楽しくもつ鍋を食べていたという話には、驚きました。



『心が動けば、身体も動く』という下河原さんの言葉は、1番印象的でした。自発的に高齢者の方が動ける環境が大切なのだと思いました。この銀木犀で暮らす高齢者の方々は、自分らしく・楽しい生活を送っていました。私も、明るく・生きがいを持って歳をとっていきたいと思います。